コーチングという言葉が広く認知されるようになってきました。
自分自身一人でコーチングを実践して運用することをセルフコーチングといい、プロのコーチがついてコーチングを実施することをパーソナルコーチングといいます。
また、企業向けのコーチングやスポーツ選手向けのコーチングも盛んになってきました。

では、そもそもコーチングとはどういうことでしょうか?語源となるコーチやコーチングから由来について触れていきたいと思います。


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アメリカナショナル水泳チームのコーチであるマーク・シューベルト氏と


◎コーチとは、技術指導者のことではない
日本でコーチというと、スポーツにおいて技術を指導する人と捉えられるのではないでしょうか?サッカーのコーチ、野球のコーチなどと使いますし、私自身もサッカー少年団のころは自身のサッカー指導者をコーチと呼んでいました。
しかし、スポーツの技術指導者はトレーナーです。そして、私たち(コーチ)が使っている「コーチ」という言葉の意味も、技術指導者のことではありません。


◎コーチングの語源はコーチ
コーチング(coaching)の語源はコーチ(coach)です。
「coach」を辞書で調べると大型四輪馬車とあります。

更にwikipediaで「コーチ」の由来を調べると、
「コーチ」という語は、ハンガリーのコチ (Kocs) という町で農閑期の収入源として作られた四輪馬車・コチ (kocsi) に由来する。世界初のサスペンション付きの馬車だったことから欧州で広く人気を集め、以後「コーチ」は欧州の各言語で馬車の代名詞となった。欧米では今日でも綴りや発音こそ異なるものの、鉄道車両やバスなどを含めて、馬車に替わる乗り物が広く「コーチ」の名で呼称されている。
とあります。
このように「コーチ(coach)」とは元々「馬車、荷馬車」を指し、今日でも鉄道やバスなどなど「人を運ぶ乗り物のこと」を指す言葉なのです。
実際に、ブランド鞄の「coach」のロゴは「馬車」です。
そして「人を(目的地まで)運ぶ乗り物」という言葉が転じて、チューター(家庭教師:学問の道へ送り届ける人)の俗語として「目的地(ゴール)へ送り届ける人、指導者」のことをコーチ(coach)と呼ぶようになったのです。
私たちが使うコーチは正に「目的地(ゴール)へ送り届ける人」のことを言っているのです。



◎マインド(脳と心)を正しく使う
では、どのようにして目的地(ゴール)へ送り届けるのでしょうか?
コーチは直接技術指導はしません。教えるのは「マインド(脳と心)の正しい使い方」です。
そこには心理学や哲学、数学などあらゆる学問が取り入れられていき、現在では最新の認知科学がベースとなっており、理論には全て科学が用いられているのです。
誰かの成功体験ではありません。科学理論を用いているため、誰にでも汎用性があるのです。

私たちコーチの役割は「クライアントをゴールへ送り届けること」です。
そのために「正しいマインド(脳と心)の使い方」を指導し、そしてゴール達成を心から応援してゴールへ導くのです。

実際のところチューター(同義のコーチ)も直接勉強を指導したわけではなく、難関な学問へ挑戦する者たちを後押し、応援していたのです。彼らもまた、直接の指導をしたわけではなく、その者たちのゴール達成を心から応援していたのです。


以上のようなことが「コーチ(coach)」の由来と背景です。
そしてそこからから、「マインド(脳と心)を正しく使い、ゴールを達成させる」ことを「コーチング(coahing)」と言うようになっていったのです。
ですから「コーチング(coaching)とは、科学理論をベースとした目標やゴールを達成させるための方法論、ツール」のことなのです。



◎元祖コーチのルー・タイス
この「コーチング(coaching)」は、元祖コーチの故ルー・タイスにルーツがあります。
フットボール指導者だったルーが、指導者としての成功方法、理論を体系づけていったものがコーチングの始まりです。顕著な成績を残していく過程でその時々の最先端の心理学などを盛り込み作り上げていき、今ではコーチングはアメリカのトップ企業、組織が導入しフォーチュン500というアメリカのトップ中のトップの半数以上の企業が導入、スポーツの分野ではアメリカのオリンピックチームも導入して結果を出しています。
スポーツの分野では、金メダリスト最多獲得数のアメリカのマイケルフェルプスが有名です。そして彼のコーチはルーの弟子にあたるマーク・シューベルト氏です。


コーチングといえば、必ずルー・タイスに行き着きます。彼は数々の歴史的和平交渉を裏で実現させた偉大な人なのです。
そして晩年のルーがパートナーに選んだのが、世界的な認知科学者の苫米地英人博士なのです。次世代コーチングはルーが築き上げていったコーチングに、苫米地博士の最新の研究成果が融合した最新のコーチング理論なのです。



次は、コーチングの核となるゴール設定についてです。
ゴール設定が上手くできれば、一気に変革していくことが可能になります。しかし、誤った設定をしてしまえばより縛られた人生にもなってしまいます。
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【ゴール設定が全て】現状では達成方法すらわからないゴールが正しいゴール設定



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