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【人生を"ゴール"へ自操させるコーチング】

苫米地式コーチング認定コーチ齋藤慎治のコーチングブログです。コーチングに関することからコーチな日々を綴っています。

2018年03月

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またまたアスリートコーチングのクライアントさんから報告が入りました。
首位のチームと対戦して勝利。そしてその試合でハットトリックしたそうです。


彼は昨シーズンは得点、アシストの結果は残していたのですが、1試合での複数得点が課題になっていました。

コーチングの際に、その為のマインドづくりをアドバイスしました。


■エネルギー切れ
コーチングではゴールへ近づいたにも関わらず、ゴールを目前に失速してしまう現象を「ゴールのエネルギー切れ」と言います。
これは、サッカー選手で言えばハットトリック(3ゴール)を狙っていたとしても、1ゴールもしくは2ゴール決めたところで、無意識がゴール(ハットトリック)へ近づいたと判断し、エネルギー切れを起こしてしまうということです。


■ゴム紐理論:離れるほど引っ張る力が強まる
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ゴールを達成させるエネルギーとは、「引っ張った輪ゴムの張力が離れていれば離れているほど力が強い」ということに似ているので「ゴム紐理論」と言われます。
ゴールが大きく離れていれば離れているほどエネルギーになるのですが、逆にゴールが近かったり、達成して近づいてくると距離が短くなり、エネルギーが弱まってしまうのです。


■ゴールは大きく、近づいたら再設定
このエネルギー切れを回避するために、ゴールは大きく、そして近づいたら再設定する必要があるのです。

合唱コンクールを例にすれば、後ろの席の人までしっかりと聞こえる大きな声で歌おうとしている場合、そこまで届くように歌うよりも、更に後ろのホールの外まで聞こえるようにイメージすることでさらに大きなエネルギーが出て聞こえやすい大きな声になるのです。

また別の例で言えば、登山で山頂を目指しているとき、頂上があと少しになってくると登り始めのころよりも同じ距離が遠く感じることがあるのではないでしょうか?
これも、ゴールが近づいたことで、エネルギー切れを起こしたからと考えられるのです。
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達成させたいゴールがある場合、そのゴールの先を意識することでエネルギー切れを起こしにくくします。そして近づいたら再設定するのです。
ゴールの再設定はwant toゴールなのは当然のことです。


■企業秘密のアドバイス
サッカーのハットトリックを達成させるというようなゴールで言えば1ゴールしたところで「さらに3点取るのが当然」ぐらいのゴール設定をしていくことになります。ハットトリックをしたいのであれば、始めから4点、5点狙っていくというようなゴールを設定することになります。
これは、基本的なアドバイスになります。これでもしっかりとエネルギーになるのですが、彼にはもっと響きそうな別のアドバイスをしました。


そのアドバイスをしたときにスコトーマが外れたのはわかっていましたが、こんなに早く結果が出てきたのには驚きです。
内容は守秘義務がありますし、内容は価値が高いので教えられませんが、ヒントは「臨場感」です。


コーチングによってマインドの変化があり、そしてプレーの変化が現れ始めました。
今シーズンは大きな変化があることは間違いないです。



いきなり課題を克服してしまうという凄い内容ですが、さらっと報告がありました(笑)
パーソナルコーチングでは、結果が出始めるとこのくらいの結果は当然のことなのです。
そして、このアクセルオン状態をキープし更に上を目指していくように働きかけるのがパーソナルコーチングの強みなのです。


最近のスポーツを取り巻くニュースについて。


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スポーツとは、アスリート自身がゴールを達成する、「自己実現の場」のはずです。


しかし最近のニュースでは、選手よりも上の立場の人たちが選手達を所有物化し、上の立場の人たちの自己実現の道具として利用しているように思います。

さらに抽象度を上げてみてみると、いろいろな協会があり、協会同士や協会内での権力争いがあります。


権力争いや利権争いというのはどこにでもある話です。
教育の場でもあります。
わかりやすいところでは、保育園と幼稚園の管轄官庁が異なることで軋轢が生まれていることからも想像できると思います。

どんなに良い物であっても良い結果を残していても、権力争いの道具にされてしまう背景があるということです。


スポーツは本来は、アスリートファースト、選手ファーストが当然であり、選手は他人の争いのために利用される道具ではないのです。



もしも上の人が選手を巻き込んででも自己実現させたいのであれば、選手のゴールを包摂するだけの大きなゴールがあればいいのです。

チームのゴールも同様です。
自己犠牲の上にチームのゴールは成り立ちません。
出場できない選手、所属メンバーのゴールも包摂するくらい大きなゴールがチームのゴールなのです。
出場できなければ悔しいかもしれませんが、それでも仲間を心から応援できるようなチームゴールがあるのです。
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しかし、そのような他人のゴールを包摂するくらい大きなゴールがない状態で権力争い、利権争いに他人を巻き込むのは極めて利己的としか言いようがないのです。


人間なのでもしかしたら、好き嫌いという感情があるかもしれません。
ですが、公平なジャッジが基本にあるはずのスポーツの世界で、感情を持ち出すのはルール違反のはずです。
その上で基準から外れたのなら誰も文句は言わないいはずですし、それで文句を言うことがあったとしたらそれが本当のルール違反ということになるのです。




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