サーフィンは自然の中でするスポーツです。
自然が相手の為、いつでもどこででもできるわけではありません。人口波も世界的には開発が進んできましたが、まだまだ全てのサーファーが共有できるほどにはなっていません。
ですから、いい波を当てるには読む力が必要になるのです。
先日、サーフィンの大会を視聴していた時に日本を代表するサーファーの解説者が口にしていた言葉が印象に残りました。
「Right time, Right place」(正しい時に、正しい場所に)
サーフィンの大会は、常によい条件でおこなえるわけではなく、試合時間中に数本程度しかまともに乗れる波が来ないような厳しいコンディションで行われる場合もあります。高得点が出る波がなかなか来ないコンディションです。
どんなコンディションでもプレーヤー同士は同じ条件なのでより良い波に乗れればいいのですが、試合を観ていると強い選手に良い波が多く訪れるように見えてしまうのです。
それは結局、強い選手は波を見る脳力も高いので、良い波が来る場所にいられるからなのです。
波運がいいのではなく、「Right time, Right place」で、限られた時間の中で必要な場所にいるのが強い選手なのです。
そして数少ないチャンスをしっかりと決めていく力もあるため、良い波が多く訪れるように見えるのです。技をメイクできなければ、良い波じゃなかったように見えてしまうのですから、さらに強い選手に良い波が入ってくるように見えてしまいます。
これはゲームのような抽象度ではなく、フリーサーフィンでも同様です。
バリやハワイなど赤道付近では季節風が顕著で、時季に応じて同方向からの風が吹くので、波さえ出ればコンディションが整いやすい傾向にあります。
しかし、日本が位置する中緯度低圧帯は、暖気と寒気がぶつかり合って前線が形成され、低気圧の通り道に当たります。春、秋は前線、夏には太平洋高気圧、台風、冬は低気圧が顕著に発生し、風向きも変わりやすいのです。
ですから、風を読み、必要な時間で必要な場所を当てることが波を当てる能力になってくるのです。
しかも、潮位も影響します。大潮や小潮などの潮まわりだけでなく、同じ大潮でも季節によって干満の潮位が異なります。潮が多いと割れにくかったり、逆に潮が引きすぎるとダメになってしまうポイントもあります。ですが、波が大きければ潮が多くても良かったり、小さい波であれば引きを狙ったりもします。
ですから「このコンディション」だったら、「この時間にこの場所だ」という読みが必要になるのです。「Right time, Right place」
そうやってたくさんの情報から波をイメージして読んでいくと、たったの数時間でも年に数回しか訪れないようなグッドコンディションを当てることができるのです。
たったの数時間と思われるかもしれませんが、空いていて乗り放題の良い波であれば、それだけで貴重な価値が十分あります。
ただし、それを乗りこなすための体調のコンディションも日々整えておく必要があります。
さらに言えば、「Right time, Right place」はサーフィンに限りません。
サッカーでも、強いチームは圧されていても最後には勝っているもので、決定力のある選手の下には、ボールが来る「Right time, Right place」のです。
ビジネスなども同様でしょう。
これができるようになるには、「正しい知識」を入れることが必要です。
RASも重要です。RASを働かせなければ、良い波(良い情報)にすら気付けません。
その上でさらに「正しい知識」が必要になるのです。
良い波を当てることを例にすれば、今は波情報によってある程度の傾向を知ることは誰でもできるようになりました。ですから、波情報を充てにしてもいいわけです。しかし、それだと1時間単位で狙うことは不可能です。
天気図を読んで風の変化傾向を考え、潮まわりを見ます。現在の波、コンディションをフィードバックすることで、どの程度波が変化するかをイメージできるようになるのです。
天気図を読む知識、潮位に関する知識、各ポイントの地形の知識(ポイントの地形は変化しますので、そういう変化の傾向も知識です。経験に基づくフィードバックとも言えるところもあるかもしれません)。
膨大な情報を正しい知識で俯瞰して、フィードバックを繰り返すことで精度が上がっていくのです。
そうすることで、「Right time, Right place」に、いられるようになるのです。
「そこまでやってるの?」と思われるかもしれませんが、私はやってます。
元々は、海のない県で育ち、海まで2,3時間かけて行っていました。そういう中でいかに波を外さないかを試行錯誤していくうちに身に付いた技術です。
ただし、誤解しないでほしいのは「楽しいからやってる」ということです。
さらに言えば、並列的に処理しているので、時間はそれほどかけていません。空いた時間に情報を入れて、フィードバックをして、そこからどんどん想像しているのです。
想像しているのも楽しいですが、実際に当てたときは最高にエフィカシー上がります。
どんな分野でも当てはまりますので是非、参考にしてみてください。
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齋藤愼治
アスリートメンタルコーチング
苫米地式コーチング認定コーチ
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自然が相手の為、いつでもどこででもできるわけではありません。人口波も世界的には開発が進んできましたが、まだまだ全てのサーファーが共有できるほどにはなっていません。
ですから、いい波を当てるには読む力が必要になるのです。
先日、サーフィンの大会を視聴していた時に日本を代表するサーファーの解説者が口にしていた言葉が印象に残りました。
「Right time, Right place」(正しい時に、正しい場所に)
サーフィンの大会は、常によい条件でおこなえるわけではなく、試合時間中に数本程度しかまともに乗れる波が来ないような厳しいコンディションで行われる場合もあります。高得点が出る波がなかなか来ないコンディションです。
どんなコンディションでもプレーヤー同士は同じ条件なのでより良い波に乗れればいいのですが、試合を観ていると強い選手に良い波が多く訪れるように見えてしまうのです。
それは結局、強い選手は波を見る脳力も高いので、良い波が来る場所にいられるからなのです。
波運がいいのではなく、「Right time, Right place」で、限られた時間の中で必要な場所にいるのが強い選手なのです。
そして数少ないチャンスをしっかりと決めていく力もあるため、良い波が多く訪れるように見えるのです。技をメイクできなければ、良い波じゃなかったように見えてしまうのですから、さらに強い選手に良い波が入ってくるように見えてしまいます。
これはゲームのような抽象度ではなく、フリーサーフィンでも同様です。
バリやハワイなど赤道付近では季節風が顕著で、時季に応じて同方向からの風が吹くので、波さえ出ればコンディションが整いやすい傾向にあります。
しかし、日本が位置する中緯度低圧帯は、暖気と寒気がぶつかり合って前線が形成され、低気圧の通り道に当たります。春、秋は前線、夏には太平洋高気圧、台風、冬は低気圧が顕著に発生し、風向きも変わりやすいのです。
ですから、風を読み、必要な時間で必要な場所を当てることが波を当てる能力になってくるのです。
しかも、潮位も影響します。大潮や小潮などの潮まわりだけでなく、同じ大潮でも季節によって干満の潮位が異なります。潮が多いと割れにくかったり、逆に潮が引きすぎるとダメになってしまうポイントもあります。ですが、波が大きければ潮が多くても良かったり、小さい波であれば引きを狙ったりもします。
ですから「このコンディション」だったら、「この時間にこの場所だ」という読みが必要になるのです。「Right time, Right place」
そうやってたくさんの情報から波をイメージして読んでいくと、たったの数時間でも年に数回しか訪れないようなグッドコンディションを当てることができるのです。
たったの数時間と思われるかもしれませんが、空いていて乗り放題の良い波であれば、それだけで貴重な価値が十分あります。
ただし、それを乗りこなすための体調のコンディションも日々整えておく必要があります。
さらに言えば、「Right time, Right place」はサーフィンに限りません。
サッカーでも、強いチームは圧されていても最後には勝っているもので、決定力のある選手の下には、ボールが来る「Right time, Right place」のです。
ビジネスなども同様でしょう。
これができるようになるには、「正しい知識」を入れることが必要です。
RASも重要です。RASを働かせなければ、良い波(良い情報)にすら気付けません。
その上でさらに「正しい知識」が必要になるのです。
良い波を当てることを例にすれば、今は波情報によってある程度の傾向を知ることは誰でもできるようになりました。ですから、波情報を充てにしてもいいわけです。しかし、それだと1時間単位で狙うことは不可能です。
天気図を読んで風の変化傾向を考え、潮まわりを見ます。現在の波、コンディションをフィードバックすることで、どの程度波が変化するかをイメージできるようになるのです。
天気図を読む知識、潮位に関する知識、各ポイントの地形の知識(ポイントの地形は変化しますので、そういう変化の傾向も知識です。経験に基づくフィードバックとも言えるところもあるかもしれません)。
膨大な情報を正しい知識で俯瞰して、フィードバックを繰り返すことで精度が上がっていくのです。
そうすることで、「Right time, Right place」に、いられるようになるのです。
「そこまでやってるの?」と思われるかもしれませんが、私はやってます。
元々は、海のない県で育ち、海まで2,3時間かけて行っていました。そういう中でいかに波を外さないかを試行錯誤していくうちに身に付いた技術です。
ただし、誤解しないでほしいのは「楽しいからやってる」ということです。
さらに言えば、並列的に処理しているので、時間はそれほどかけていません。空いた時間に情報を入れて、フィードバックをして、そこからどんどん想像しているのです。
想像しているのも楽しいですが、実際に当てたときは最高にエフィカシー上がります。
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齋藤愼治
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